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Report
'08.10.18 TOYOPET MUSIC SESSION
ナイスミドル音楽祭2008決勝大会
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<<決勝大会当日 本番(演奏編)>>
いよいよ本番開始。
オープニングセレモニーのため、全出演者が舞台裏に集まる。
14時を5分ほど回ったところで、宇崎竜童さんの開会宣言で音楽祭が開始された。
バックのスクリーンのテロップに乗せて出演バンド順に紹介が行われる。BiLgEは3番目だ。
センターマイクでバンドごとに決めセリフを宣言して…と、四国ブロック大会の時とまぁ同じようなパターン。
こういうのってけっこう苦手だなぁ。。。ま、ベシャリはりょう兄にまかせて、我々は笑顔でアピールすべし。
3番目の我々は開会セレモニーの直後、舞台裏でスタンバイ!!
各バンドの演奏が開始される。12分間のパフォーマンスの競演だ。
エントリーナンバー1番はバンドは九州ブロック代表の9人の大所帯バンドONE☆HUNDRED。
トップバッターというプレッシャーを感じさせず、華やかさがあり、十分に伸び伸びとした男性ヴォーカルの歌声だ。
安定したバンド演奏と一体となって、会場のお客さんを楽しませている様子が舞台裏にも伝わってくる。
さすがに決勝大会、スタートからレベルが高い。
エントリーナンバー2番は北海道ブロック代表の3ピースバンド、ドクトルG。
BiLgEと同じ3ピースバンド。いやがおうにも比較されてしまう構成だ。
しかも北海道ブロックを2年連続で突破し、決勝大会へ進んだバンドである。
彼らの音は荒削りながらストレートなロック。僕らがバンドを始めた頃のあのサウンドが頭の中を横切る、、そんなサウンドだ。
エントリーナンバー3番、いよいよBiLgEの演奏。
プレッシャーがなかったからか、早く演奏したいという気持ちの方が強かったからか、四国ブロック予選の時のような緊張が、不思議となかった。
セッティングを終えると紹介テロップがスクリーンに映される。
振り返ってスクリーンを見ると過去のライブ写真や、ブロック大会での映像が、上手く編集されている。そしてバンド名がコールされる。
さぁ集中。ドラ丹氏のカウントが鳴った。
<<Waiting>>
オリジナルの16Beatファンク・ロックの曲である。ライブではラストの曲に持ってくることが多い。
いいテンポで入れたし、今日は演奏していてもグルーヴ感がある。いい感じだ。
曲の中盤でブリッジに入り、りょう兄によるメンバー紹介。
8小節のブリッジを挟みながら、それぞれのソロ回しという展開である。
りょう兄焦ったのか、珍しくちょっと噛んじまってドラ丹さんの紹介が8小節に収まり切らない…ヤバイがな!!
即座にブリッジを2小節延長。ドラ丹さんも一旦ソロに飛び込みかけたが、どうにか察してくれ、仕切り直しのドラムソロを展開し→ベースソロ→ギターソロへとバトンを渡す。
ギターソロの後半は、ライブの意外性を持たせ、パープル・ヘイズを軽くかまして再びサビへ展開し、一気にエンディングへ。
<<I Sing My Blues>>
2曲目はガラっと雰囲気を変えて、スローなロックバラードを演奏。
25年前、りょう兄が大阪でバンド活動をしていた時に作った曲だ。
ブロック予選では8分間の時間制限でかなり端折ってムリヤリ短くしたが、今日はほぼいつもの展開で演奏できる。
モニターの音が気持ちいい。すごく曲に集中できる。
途中ベースソロを挟み、歌の部分が終わる。そしてエンディングは泣きのギターソロで演奏を終える。
気持ち良くできたし、出し切れた。客席からの反応も十分に感じた。
客席のちょうど真ん中くらいには、BiLgEの応援団の席が用意されており、応援用の団扇を振ってくれているのが見えた。
声援も応援団席からも良く聞こえたし、客席の端々からも聞こえた。
応援があるというのは、本当にありがたいもので、そういう安心感も手伝って、気持ち良い演奏につながったのだと思う。
応援団のみなさま、声援をくれたみなさまに本当に感謝!!
審査員のコメントは「アマチュアのレベルを逸脱した演奏だった。」とそれは嬉しいコメントをいただいた。
ベースプレイについても触れてくれて、良いコメントをいただいた。
入賞への期待が膨らむ…。しかし、、
講評ですごく持ち上げておいて、結局何もないってパターン…あるよねぇ。
こんなことで一喜一憂してはイカん。
(でもやっぱり嬉しかった。)
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Funkyな演奏が○。中国ブロック代表BBB |
エントリーナンバー4番は東北ブロックのTa-Factor。
ジャズのカルテットでドラム、ベースに鍵盤かけもちの2管編成だ。
セッションという言葉がピッタリの、テンションいっぱいのハードジャズ。
めっちゃカッコええっす!!
スピード感満点の4ビートジャズに、よみうりホールの観客も納得の大喝采であった。
エントリーナンバー5番は中国ブロックのBrick wall under the Blue sky Band。
山口県は下関市を中心に活動する、ファンキーなバンドである。
事前にHPで彼らのサウンドは試聴したが、個人的に大好きなサウンドだ。
バシバシとスラップを決めるベースとキュートなヴォーカルがゴキゲンなバンド。
下関はBiLgEのHPでリンクしているスーパーギタリスト田川氏の出身地なので、何だか自分たちをとっても距離感が近く感じるのだ。
エントリーナンバー6番は北関東・甲信越ブロック代表の不良品親父。
昨年も激戦区のブロック大会でグランプリを獲得し、決勝大会でも入賞している実力バンドだ。
決勝大会2回目とあって、リハ中でも余裕が感じられるオーラを放っていた。
本番ステージでもさすがの歌いっぷりで、観客席へビリビリとした思いを伝えている。
グランプリ狙いで出場だし、今年も本命なのかも知れないなぁ〜と思った。
いや、それにしても天晴れな歌いっぷりである。
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ハッピーな演奏を披露したTHE CHELSEA |
エントリーナンバー7番は関西ブロック代表、THE CHELSEA。
激戦区の関西ブロックでグランプリを獲った実力バンド。女性と男性のツインヴォーカルと、バックを支えるバンドがハイレベルで融合するポップス・ロックグループ。
聴いていると、思わず踊りだしたくなるような、ハッピーな気持ちにさせる演奏がとても好印象でもっと聴きたくなるバンドである。
ライブとか楽しいんだろうなぁ…と思わせる。
ドキッとするような、キーボードのイントロは特に印象的だった。
エントリーナンバー8番は南関東ブロック代表、トラメ。
激戦の関東地域で、25年間もの間活動を続けてきたバンド…恐れ入ります!
硬質で、無骨で、ガッツのある、そして年輪と余裕を感じさせる、心地よいドライブ感のあるロックサウンドだ。
ヴォーカリストのステージングがカッコいい。ステージを目一杯使ってお客さんの目を楽しませている。
年齢を感じさせないエネルギッシュさは、このバンドが随一かも知れない。
最後はエントリーナンバー9番、中部ブロック代表のilamoo。
女性ツインヴォーカルによる都会的なポップス・ロックバンドである。
コーラスワークも秀逸で、バンドの音にさらに厚みと彩りを加えている。聴いていてとっても心地よいサウンドであった。
中部ブロックは昨年グランプリを輩出した地域であり、2年連続を狙って来ているが、それに相応しいレベルの高い演奏だった。
<<<決勝大会(1)前日編
<<<決勝大会(2)リハーサル編
<<<決勝大会(3)本番(演奏編)
>>>決勝大会(4)本番(表彰式編)
>>Live Report Index へ
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