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Report

'08.12.20 叫ビ箱サタデーGIG @高松BEATLES



今年最後のライブは、ナイスミドル音楽祭四国ブロック予選で準グランプリを受賞した「ものっそ叫ビ隊」との四国ダービー。1年を締めくくるに相応しいブッキングである。
ものっそ叫ビ隊がホームグラウンドとしているライブバー「高松ビートルズ」へ高速をすっ飛ばして向かう。

BiLgEのメンバーに加え、いつもライブを観に来てくれる私の後輩のみなさんの7名で移動。後発便でさらに2名観に来てくれる。
先の決勝大会でも遠く東京まで応援に来てくれたりしたメンバーで、いつもながら本当にありがたいです。
たんこさんソロによる前説
《Photo By F.Kumiko》


途中、坂出I.C.で一旦降りて、さぬきうどんの有名店「おか泉」でさぬきうどんを食らう。
愛媛と香川は隣県であるが、うどんに関しては全く別物である。
愛媛で食べるうどんは、普通のうどん。
香川に来ると、特に中讃地域はスピリットが違う。音楽で言えばブルースなうどんである。
おか泉のうどんは、音楽で言うとコンテンポラリーな印象で、誰にでも広く好まれるうどんだと思う。

愛媛今治にはおか泉で修業した人が暖簾分けしてもらった店があった。
しかしながら、おか泉のうどんと似ているがビミョーに違っていて、本家にはやっぱり敵わないという印象であった。なかなかウマかったんですけど閉店となってしまって残念な限り。
ま、うどんの話はこれくらいで。。。


坂出I.C.から高松西I.C.へ向かう際、思いのほか坂出での渋滞やETCカードのエラーなど、マイナートラブルもあったが、予定より少し遅れて18時40分に高松ビートルズへ到着し機材搬入。
すでに、ものっそ叫ビ隊がリハーサルを着々と進行中である。
しっかりまとまったバンドサウンドで、彼らも今日は気合が入っていることを感じた。
我々BiLgEも頑張ろう。
バンドメンバーとお店のスタッフに挨拶をし、リハーサルの準備に取り掛かる。

BiLgEの2008年は気持ち良い演奏で締めた。
《Photo By F.Kumiko》
ここのライブバー「ビートルズ」は、世界一有名なバンドであろう「BEATLES」の名を冠しているが、この名前は然るべきところへ公的に認められているのだそうだ。
しかも高松では老舗のライブバーで、かれこれ30数年(ここうろ覚え)の歴史があるライブスポットである。

縦に長いがそれほど広くない店内は、椅子席でざっと30人強くらいがちょうど良いキャパシティか。
奥にあるステージはトリオバンドには程よい広さである。

店内にはビートルズのゴールドディスクや写真、イラストなどがディスプレイされており、フリークにはきっとたまらん店でしょう。
また、壁はしっかり吸音される素材を配してとってもデッドな(響きの少ない)空間を作っており、BiLgE好みの音ができそう。
ドラムやギターアンプにもしっかりマイクがセットされ、音に拘るお店の姿勢が垣間見えて非常に好印象である。
ステージ上は、いつもの練習スタジオと同じくらいのモニタリングでリハーサルも問題なく終了し、あとはお客さんの入りを待つ。


この店の特筆すべき点がもうひとつ。
ステージ裏にちゃんと楽屋スペースがあり、楽屋から外に抜けることが出来るようになっている。
このため、出演者は客席からステージに上がることなく、ステージ裏から登場できる。
客入れ後、演者はステージ通り抜け禁止となっており、ライブの見せ方として店のポリシーを感じる作りにとっても感心した。


さてさて、本番開始である。
まずは、ものっそ叫ビ隊のヴォーカル&ギターの☆たんこ☆さんによる前説&弾き語り。
楽器マニア的な一面のある彼らしく?首からぶら下げた電池駆動のミニアンプにチューニングが全然合わないB級なギターを挿しての登場で、会場の雰囲気を和ませる。
彼のバイタリティを感じる演出にミュージシャン魂を感じます。


そしてBiLgEの演奏である。気になるお客さんの入りも上々で、すでに客席からの期待感を感じる。これは気合が入る。
1曲目はBiLgEの得意としている「Night Beat」から。
ソロ回しもある16ビートファンクのオリジナル曲であり、オープニングには打ってつけの1曲である。

3人のソロごとに声援もかかり、お客さんの反応がとっても良い
というか、ビートルズのお客さんの皆さんがライブ慣れしてる方が多く、演者が演奏しやすい反応を出してくれている。嬉しいコトです。
ライブハウスとお客さんが共に育てた環境を実感しつつ、10曲を演奏。
もちろんあの2曲も。初めての場所ではナイスミドルネタでしばらく行けるか…(笑)
それから「Saturday Night」では、お約束の犠牲者を出したが、笑顔で勘弁してもらいました。


ものっそ叫ビ隊も熱い演奏でした。
続いて、ものっそ叫ビ隊のステージ。
2007年と2008年の四国大会でも演奏を見たが、ストレートなギターロックで、多くの人に受け入れられるいい楽曲を作っている。
ライブは全曲オリジナル!大したものです。
お店にもしっかり固定ファンが観に来てくれているようで、コンスタントな活動が根付いていることを感じる。
四国ブロック予選で演奏した2曲「ヤングシャウト」と「ロックンロールの神様」を続けて演奏する場面があったが、この2曲はやっぱり良かった。
初めて聴く人にも、ストレートに伝わる2曲だと思います。愛媛にも、ものっそファンは増えたハズ。


演奏後、ものっそ叫ビ隊のメンバーや、ビートルズのお客さんとの会話でしばし盛り上がる。来年の春先あたりには今治で共演をやろうということでまとまる。
またドラムのゴギー坂本氏にフライヤー作ってもらえればいいなぁと思う。彼が作るフライヤー、大変評判がよろしいです。


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