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Report

'08.10.25 トリオでポン in 今治 @JAM Sounds今治



ナイスミドル音楽祭2008の決勝大会から1週間、受賞の興奮も何とか落ち着いてきたところで、早速次のライブである。
決勝大会からは4週連続でライブ本番が入っており、受賞の勢いにまかせての演奏ができるので、身体はキツイが、一般的に言う「凱旋ライブ」として、これはこれでいいタイミングである。
我々自身は「凱旋」などと言う、仰々しいものとは思っていない。いつものように、みなさんの前で精一杯演奏するだけです。


Vintage Turquoiseの3人
普段のBiLgEスタイルで演奏
ダイナミックな演奏、コスリーズ
《写真撮影 Kumiko.F》
さて、今回のライブは7月に尾道で一緒に演奏した「コスリーズ」をゲストに迎え、「トリオでポン in 今治」と銘打った、スリーピースバンドのライブだ。
このネーミングは、確かコスリーズのベーシストであるシローさんが名付けたと聞いているが、なかなかナイスなネーミングなので、トリオバンドシリーズとして、使わせてもらいたいなぁ…と思っております。

出演バンドは、Vintage Turquoise、BiLgE、コスリーズの3グループ。
どのバンドも聴き応えある実力派バンドが揃った。今日のライブに来るお客さんははっきり言ってお得だ。


本日のライブは、BiLgEのホームグラウンドであるJAM Sounds今治。
7時半のライブ開始に合わせ、夕方5時に会場へ入る。2階のライブハウスへ着くとすでにコスリーズのメンバーは広島から到着しており、りょう兄と談笑中。

7月に尾道で演奏したときとは違って、今日はPAを通した音になるので、どんな音になるのか、とても楽しみである。
出演者が揃ったところで、会場の準備とPAの仕込みを始める。
我々はいつもやっている場所なので、何をするべきか分かっているため、準備はスムースだ。

椅子と机を適当な数だけ並べた後、ドラムのマイクセッティングや、モニタースピーカーの位置決めなどを手伝い、仕込み完了。

3バンドのリハーサルをサクサクっと行って、本番を待つ。ぼつぼつ開場の時間だ。
今日はお客さん、どれくらい来てくれるかなぁ。ナイスミドル音楽祭で、受賞したといっても、それがなかなか集客には直結しないのが、アマチュアバンドの辛いトコロだ。

この間、今治のオールディーズバンド、Blue Moon Boysのケンちゃんが好意で差し入れてくれたオードブルやおにぎりをいただく。
おにぎりが抜群に美味しくて、ゲツゲツになるほどいただきました。ゴチそうさまです。


トップバッターはVintage Turquoise(ビンタ)の演奏。
いつものように安定したいい演奏である。信二クンのギターも相変わらず切れ味が良い。

ビンタはベース&ヴォーカルのアベちゃんが、バンドもMCもリードし、大車輪の活躍を見せる。饒舌なMCはいつもながらお客さんを飽きさせない。
ドラムのBeckはフロント2人を従えて、いつもより重心の低いドラミングを展開。
今日のステージ上は演りやすそうに見える。

お客さんの反応もいつも以上に良い感じに見えたのは、気のせいではない。


続いてBiLgEの演奏。客席からはお祝いの声援と、からかい半分の野次が入り乱れる。

オリジナルを中心に、CharのAmano-Jackの替え歌(けっこうウケた)を演奏し、最後に決勝大会で演奏したWaitingを持ってきた。
半ば強引にアンコールさせるよう上手いこと誘導(?)し、決勝大会2曲目のI Sing My Blues。

今日もまたSaturday Nightを演奏している途中で、新たな犠牲者が1人出た。

「犠牲」の内容が知りたい方は、BiLgEのライブに足しげく通うこと。


最後はゲストバンド、コスリーズ。
オープニングは軽快なテンポのあっさり目のブルースから入り、お客さんを掴む。
しょっぱなの出音を聴いて、今治のお客さんは早くも何かを感じとっている。

とにかくこのバンドは音がいいのだ。
3人がそれぞれの音をよく聴いて、絶妙なアンサンブルで一体となってサウンドを繰り出す。もう達人のワザですね、これは。
曲の途中、客席のあちこちから掛け声がかかる。
みんないい演奏には敏感に反応する人が多い。今治のライブはこれが面白いところ。

コスリーズの演奏は、テクニックだけでなく、お客さんを楽しませるツボを良く知っている。
押し・引きのタイミングや、ソロの引き際、盛り上げどころなど、実に心憎いほどのステージ展開を見せる。

「ブルースバンド」というコトバで括るには、あまりにも狭い表現であり、バンドの形容詞として相応しい表現が見当たらないほどである。

ゲストプレイヤーとして、ヴォーカル&ハーモニカのキッドが呼ばれる。190cmは軽くあろう長身のイギリス人だ。
ブルージーな唄は、また英語が上手い(当たり前か…)。ソロでは、軽く歪ませたハーモニカの音が、雰囲気をさらに盛り上げる。
あっという間に約1時間のステージを疾走し、観客から盛大なアンコールを受ける。

コスリーズの演奏もPAの音もバツグンに良かった。エンジニアのエース兵頭氏、今日はグッジョブでした。


ライブ終了後は、演者とお客さんとが一緒に打上げ。
本日は、先の決勝大会での賞金の一部を打上げに充て、全員飲み放題に!!
お世話になっている方々に、ささやかではあるが、お礼として還元できたかなぁ。。と思う。

打上げでのアフターセッションは、コスリーズとりょう兄を中心に、普段より一層盛り上がった。
長年の音楽仲間というのは、お互いに特別な思いがあるというコトである。
(どういう間柄であるかは、コラム#004を読んでみて欲しい。)



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